緊張型偏頭痛
片頭痛は大きく分けて「血管開放型片頭痛」「緊張型偏頭痛」「群発頭痛」がありますが二次的に腫瘍やくも膜下出血など何かの病気で起る頭痛のことを言います。この中で緊張型偏頭痛はストレス、首や顎の痛み、眼精疲労により筋肉の収縮が原因です。
ストレスに関しては視床下部から物理的な刺激や心理的ストレスかかると大脳の海馬・偏桃体で情報処理され視床下部に行き交感神経が刺激されカテコールアミンであるノルアドレナリン産生され血管収縮し血圧上昇し頭痛が起こる。
首や顎の痛みが原因となるのは口の開閉による側頭筋、咬筋、内側翼突筋、外側翼突筋などの咀嚼筋が緊張して炎症が起こります。顎の痛みは顎関節症、首にかけては頸肩腕症候群がありますがこれらは歯の咬頭嵌合位、顎関節、咀嚼筋がうまく連動してない場合が多いです。まず身体の中で関節はたくさんありますが顎関節は非常に特殊で2軸性ではありますが右と左で動きがシンクロナイズすること、関節円板が可動していること、関節円板軟骨が弾性軟骨であること(ほかの軟骨は硝子であること)と閉口時に咬頭嵌合位が得られないことから顎の偏位により一方が緊張して起こるものと考えられる。
2023年07月09日 12:34