口腔内における外傷性咬合とブラキシズム(食いしばり)
臨床の現場にいると口腔内にいろんな症状の患者にでくわすことがあります。小さなカリエス、水にしみる、咬合痛、歯肉からの出血、脱離、食片圧入、口内炎とさまざまである。これらはどういったことで起るのでしょう?水にしみるのは知覚過敏は過度の歯ブラシでやるから歯が傷つくことの説明であるが実際には外傷性咬合や食いしばりによるものものが多い。咬合によって歯が過度に力が加われば一時的に物理的な炎症が起こり水がしみその傷からプラークが加わることにより二次的に細菌性の炎症がくわわることにより咬合痛や歯肉からの出血から歯肉炎、歯槽骨が破壊し歯周病に移行します。また小さなカリエスはかみ合わせがうまくいってないと物理的なクラックが生じひびや隣接面に空洞ができ細菌性の象牙質の破壊と軟化象牙質が起こります。う蝕に移行します。これらの原因は外傷性咬合やブラキシズムによりおこるならば起こらないように物理的な咬合のコントロールと細菌性のプラークコントロールが必要です。『起こった疾患の処置』より『その疾患が起こりうる原因の治療』が必要です。
2023年04月19日 16:17