ヘルプンアンギーナ
ヘルプンアンギーナはアフタ性咽頭炎を特徴とするウイルス性疾患である。原因はコクサッキーウイルスA4。夏から秋にかけて流行し幼児が大部分であるがまれに成人もみられる。
潜伏期は2~10日。発熱を初期症状として口腔の後方部と咽頭に水疱を生じ、水疱は破れて線維性偽膜に覆われたアフタを形成する。
嚥下困難や咽頭痛を訴える。発熱は2~4日で解熱し口腔粘膜症状は1週間前後で治癒する。
対症療法が主体で2次感染予防のため抗菌薬の投与を行うことがある。
2023年06月29日 11:23