難治性口内炎と口腔癌の鑑別
難治性口内炎の種類は再発性アフタ性口内炎、カタル性口内炎、ウイルス性口内炎、紅斑性口内炎があります。再発性アフタ性口内炎はストレス疲労睡眠不足など免疫力低下によりまたはビタミンB不足などで起こります。上皮がはがれ白くなり潰瘍の周りは赤い炎症で有痛性で接触痛が強い。醤油でも痛い。2週間ぐらいで自然治癒が起こるが再発を繰り返す。
カタル性口内炎は物理的な刺激によってできる。不良充填物や咬合不全により舌や唇をかむことの外傷ややけどにより赤みが強く境界が不明瞭。
ウィルス性口内炎はヘルペスウイルスにより最初は水疱ができそれがつぶれて潰瘍になる。口唇にできることが多い。
紅斑性口内炎はアレルギー反応により起こるもので金属によるもやたばこのニコチン性によるものがある。
問題は口腔がんとの鑑別です。2週間も治らず。さらには大きくなりしこりができたり拭って取れない白斑や見た目が不規則でしかも痛みがなければ要注意です。頬粘膜や舌側片部は好発部位です。
2023年09月08日 07:58