透析患者の口腔外科注意点
透析の目的は慢性腎不全、糖尿病性腎炎など体内の老廃物を十分排出しきれなくなった状態つまり腎不全の末期状態が適応である。最近は糖尿病性腎炎が当クリニックにおいても多いです。なかには細菌性心内膜炎による患者もいます。改善する症状は腎不全による高カリウム値や重炭酸濃度が低いのが拡散によって変わってくる。尿素や尿酸やクレアチニンが排出され尿毒症が治る。高血圧や浮腫などが改善される。合併症は心臓、循環器系障害。水、ナトリウム過多による心不全。貧血。出血傾向、易感染症、創傷治癒遅延などある。長期合併症として透析アミロイドーシス、正中神経麻痺などがある。透析患者に診られる口腔症状は粘膜貧血、血腫、舌乳頭萎縮みられる。口腔処置においては感染と出血に気を付ける。抗生剤はペニシリン、セファロスポリン系を用いる。
2024年02月06日 17:04