心筋梗塞、狭心症の患者が来院したときの口腔処置と患者管理
狭心症の急性症状は冠動脈が酸素を含んだ血液を心筋に供給するのを相対的に不足させる因子が存在すると症状は悪化する。それらの因子は肉体運動、過食、寒気そして情動がある。これらは血中のカテコールアミン(エピネフリン、ノルエピネフリン)濃度を上昇させ、その結果、心拍出量の増加、心筋収縮力の増大、血圧の上昇を引き起こしそのため心筋の酸素消費が増加するがもし冠動脈が増大した酸素消費量に応ずることが出来なければ狭心症の急性発作が始まる。
それに対して急性心筋梗塞は突然の激烈な狭心ような痛みである。左肩から左腕に放散痛がある。痛みの部位は胸骨上中央三分の一次いで胸骨の下三分の一か心窩部に多い。この場合ニトログリセリンも無効である。死亡の危機が最もたかいのは梗塞が始まって4時間から6時間である。大半が心室細動の場合が多い。
口腔処置として重要なのは梗塞後6か月以内は禁忌である。また処置は午前中に行う。麻酔はエピネフリン含有の局所麻酔剤を使うべきです。治療時間は最大60分までに終わらせるようにする。
2024年02月09日 16:19