身障者の歯科口腔外科治療の注意点
身障者の歯科において注意すべき点は知能、情緒、運動を分けた場合それぞれMR(精神遅滞)、自閉症、脳性麻痺がある。口腔治療においてMRは義歯より固定義歯が理想である。自閉症は変化を極端に嫌うので歯冠修復による形態回復が大変気になり落ち着かなくなる。長期にわたり歯が欠損したところにBRを装着しても同様である。可撤義歯は慎重に適応を考える。脳性麻痺は異常運動による咬耗症や外傷性咬合、咬合高径、口唇などの自傷を考える。食事は摂食障害により食べ物の内容や形に著しい偏りがあるため特にでんぷんが多く柔らかく粘着性がある口腔衛生にとって欠点だらけの食べものである。このような食べ物は咀嚼筋や表情筋の働きを必要としないので筋や関連骨格の廃用萎縮や発達遅滞を招く結果となりますます固い食べ物をとりいれなくなり悪循環を引き起こす。治療後のブラッシングと定期的にメンテナンスが重要です。
2024年06月12日 01:46