大動脈瘤と歯周病
大動脈は心臓から上に出た後Uターンして下に向かう人体でもっとも太い血管。ステッキのような形状で心臓に近い胸部大動脈は直径3センチ。各臓器へ向かう動脈を分岐しつつ徐々に細くなり下流の腹部大動脈は約2㎝でへその周りで両脚への動脈に分かれる。常にかかる高い血圧で動脈硬化で弱くなった部分が膨らみ、直径が元の1.5倍超えると
大動脈瘤とされる。動脈硬化にかかわるだけに高血圧や高脂血症、喫煙、睡眠時無呼吸症候群などのリスク要因とされてますが「歯周病も関与する」とされてます。動脈の膨張を
抑える内弾性板という組織を壊す歯周病菌も見つかっており動脈瘤の患部から血流に乗ってたどり着いた歯周病菌の遺伝子が多く見つかるそうである。治療は人工血管かカテーテル治療。最近母乳に含まれる栄養成分の一種トリカプリンを投与すると瘤が縮小することが証明されました。
2024年06月17日 12:25