歯周病菌と大腸がん
大腸癌との関係で注目されているのは「フソバクテリウム・ヌクレアタム」という歯周病菌で嫌気性細菌の一つである。2012年に大腸癌患者の癌組織や便から検出されたとの報告あり。その後の研究ではこの菌が大腸癌に多くみられたこと、細胞レベルでは細胞活性化に関するメカニズムに関与し大腸癌を悪化させることさらにこの菌の働きで大腸粘膜の防御機能が損なわれることが報告された。口腔から大腸にたどり着いた菌が大腸癌進行に関与している可能性がある。従って定期検診して効果的なブラッシングと歯周ポケットのプラーク(バイオフィルム)を除去してもらうことが必要です。
2024年06月17日 20:31