高齢者の歯科口腔外科的注意
高齢者の特徴1年齢と生物学的年齢が一致しない(個人差大きい)2加齢に伴う身体の変化(体細胞の減少と水分の減少のため身体が小さくなる、免疫の低下、創傷治癒能力の低下、疼痛閾値が広い、収縮期血圧が高い、老人性痴呆)処置に対しての注意点 1 保存や補綴に比べて口腔外科処置は心理的にも肉体的にも侵襲が大きい。原則として初日は抜歯は控えたほうがいい。2術前、術中、術後の管理は欠かせない。特に呼吸数100毎分以上の頻脈40毎分以下の徐脈は危険です。検査としてPRP(収縮期血圧と脈拍数の積)が術中に20パーセント超えないよう注意しないといけません。それ以外は顔の色と症状、手足の硬直、発汗、呼吸数の増加3実際の注意点は口腔内の歯石除去、表面麻酔、麻酔は高血圧の場合はシタネストを使用する。抜歯後は炎症性肉芽組織は掻把しないといけないがdryソケットに注意する。投薬は消化器系の機能低下で吸収排泄が遅れること、腎の排出、肝臓の代謝の悪化で血中濃度が高くなることが注意点である。投与量は成人の2/3から始める。排膿などの消炎手術は先決である。
2024年06月20日 06:26