ストレスと免疫
咬合不全によりストレスがかかるとSNS経路すなわち交感神経は胸腺、脾臓、リンパ節に入っておりノルアドレナリンなどのカテコールアミンをマクロファージ、樹状細胞、Treg細胞に浴びせることにより免疫細胞は働きが抑制され特にNa受容体のあるTh1の働きを抑制する。又ノルアドレナリンの受容体はB細胞にも存在し刺激によりアレルギー体質の人は相対的にIgE産生する。一方でHPA経路では副腎皮質ステロイドは過剰な免疫反応炎症を抑制するためのホルモンです。マクロファージ、樹状細胞の抗原提示のIL-12の産出を抑えることでTh1の働きを抑え(IFN-γ⤵)相対的にTh2(IL-4)サイトカインを増加させる。ストレスがかかるとステロイド分泌が鼻炎、喘息、アトピーなど1型アレルギーを引き起こすのがTh1<Th2に傾くからです。例えば口内炎は咬合不全により粘膜に外傷が加わる(外傷性)と細菌感染し抗原提示されるとステロイド塗布する。一方咬合不全により(免疫抑制型)も歯肉とか口腔底に多いです。低位咬合により自浄作用が損なわれ発生する。これらも原因を追及してレーザー治療とステロイド塗布する。
2024年06月30日 09:42