ネット予約

広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

ホームブログページ ≫ SLE、シェーグレン症候群、ベーチェット病、進行性強皮... ≫

SLE、シェーグレン症候群、ベーチェット病、進行性強皮症、天疱瘡など患者が来院したときの歯科口腔外科的処置

これらの疾患は全身の結合組織中でコラーゲン形成に異常が起こり、その結果、結合組織中にフィブリノイド変性をきたす膠原病である。共通点は疾患に特有な自己抗体が血中に乱され発生過程に自己免疫が関与しいずれも難治性でステロイド、免疫抑制剤を中心とした治療がなされていることである。膠原病は肺線維症、心筋障害、腎不全を伴う。
【SLE】(口腔内症状)硬口蓋、頬粘膜に類円形の発赤、糜爛、潰瘍を伴い接触痛がある。口唇では剥離性の紅斑、血痂の付着がみられる。(治療)糜爛、潰瘍には副腎皮質ステロイド塗布
【シェーグレン症候群】(口腔内症状)口腔内において乾燥を覚えて、粘膜の萎縮をきたす。舌乳頭萎縮して低色素性貧血により赤色平滑舌となり口角糜爛も合併する。唾液の分泌が減少するので咀嚼、嚥下障害を起こす。多発性う蝕にかかりやすい。(治療)人口唾液サリベート、唾液ホルモンパロチン、潰瘍、びらんに関しては副腎皮質ステロイド塗布。
【ベーチェット病】再発性アフタを特徴とする。(口腔内症状)1再発性アフタ2皮膚の紅斑3外陰部潰瘍4眼の前房蓄膿性虹彩炎が特徴的であるが口腔内においては再発性アフタ性口内炎である。(治療)口腔ケアと再発アフタに関しては副腎皮質ステロイド塗布。
【進行性強皮症】(口腔症状)口唇は薄く小さく硬化が進み口唇周囲皮膚にしわができる。舌小帯は強直を起こす。開口障害が起きる。歯列不正が起きる。(治療)舌小帯切除。副腎ステロイド服用患者では感染しやすくなり歯周病になりやすい。口腔ケアの必要性がある。
【天疱瘡】(口腔症状)広範囲に及ぶ潰瘍びらん性口内炎でこすると剥がれ鮮紅色のびらん面が露出する。(診断)上皮細胞間の結合の消失と上皮内に水疱が形成される。上皮細胞間物質に対する抗IC抗体検出(治療)潰瘍びらんは副腎皮質ステロイド塗布
【副腎皮質ステロイド療法の患者口腔外科手術】1副腎皮質ステロイド服用者の患者管理は急性副腎不全ショックの予防である。このような患者に副腎ステロイド剤を投与しないで抜歯するとこれがストレスになり副腎皮質ステロイドが早く分泌しつくすから血圧下降などが起こる。2感染症対策感染症に対しては副腎皮質ステロイドはそのまま維持して強力な抗生物質(ガンマーグロブリン)を投与する。




 
2024年07月29日 15:37

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

〒737-0142
広島県呉市広駅前1-8-11

TEL:0823-72-3041

受付時間:月~土
AM/9:00~12:30
PM/14:00~19:00
土曜午後の診察は17:00まで
休診日:木曜午後、日曜、祝日

モバイルサイト

小早川歯科口腔外科クリニックスマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら