咬合不全治療としての咬合安定法(理想的咬合)
咬合安定を考えるあたって顎の位置(関節窩と下顎関節頭の位置)が中心位(習慣性)と機能的中心位(物を噛んだとしての位置)にズレが生じないようにする。そのためには➀左右の関節の位置が安定した位置で均等な咬合負荷であること。②安定した咬合接触であること。そのためには前歯を含む左右4左右7(最後大臼歯)の【5点接触による咬合】(PLATE療法)が理想的な咬合である。前歯部を1点とする犬歯誘導である。このことより左右最後臼歯と顎関節の位置がズレなければ顎関節障害もブラキシズムも左右7の歯牙周囲の歯根膜炎(咬合性外傷)も知覚過敏も装着物の脱離、頬粘膜の傷など起こりにくくなる可能性もある。しかしながら実際には口腔内は個人によってはかみ合わせやプラークコントロールができてないのが現状である。
2024年08月09日 03:56