咬合由来(マイクロクラック)のう蝕
咬合には①理想咬合②不正咬合(非生理的咬合)③機能的咬合(機能的に適応が図られている)④治療的咬合(欠損放置や歯の移動、咬耗などにより咬合が崩壊した場合に補綴処置により咬頭嵌合位に設定する咬合)がある。最近はう蝕が減ってきている。ただ咬合由来の(マイクロクラック)からのう蝕が増えてきている。細菌は粘膜や歯肉の傷や歯のクラックから入ってくる。前者が口内炎、歯周病で後者がう蝕である。
咬合由来のう蝕とは歯と歯の間う蝕のことでいわゆる離接面カリエスのことである。これらはなぜ起こるかというと機能的咬合出来ていてもある程度成人になると親知らずが崩えようとするとちょうど玉突き衝突が起こりさらに上下の咬合により歯と歯の間に知らない間にドット状の空洞(ケーヴ)ができる(white spot)(Co)それから細菌感染してう蝕が出来しばらくして大きくなり咬合面に出てきます。(C1~C2)痛みがないから放置すると(C3)になります。そうすると神経をとることにになります。従ってCo(観察歯)の時に処置する必要があります。これが患者さんの痛みのない健康な歯を削られたということになります。
2024年08月16日 12:03