理想的な咬合は自律神経や内分泌系を調整する1
口腔内において歯、舌、唾液腺、口蓋垂などそれぞれ役割がありますが、それぞれの機能において食事が快適にできること、呼吸すること、会話、発音が円滑にできること、味覚などの感覚があること、審美的などの役割があります。当然身体の一部だから全身にかかわります。その中で歯が全身にかかわることはストレスあるいは痛みなどがあります。歯は歯槽骨に埋まっており歯根膜によってつながっています。この歯根膜があることによりどんな固いものでもバリバリ噛んで食べることが出来ます。歯根膜はハンモック靭帯と呼ばれる繊維質のクッションがあるからです。ちなみにインプラントはありません。歯や骨が痛まないのはこの歯根膜が衝撃を和らいでくれるからです。(車のサスペンションの役割)さらには直径1~1、4ミクロンの神経線維が分布してます。いわゆる「歯根膜神経」がセンサーとして食べ物を噛んだ時の圧力を感じ取り脳に知らせます。この感度は鋭く、細い髪の毛1本、小さな粒でも逃しません。感覚受容器です。センサーがキャッチした情報は自律神経中枢や内分泌中枢にも伝達し骨格筋(咀嚼筋)通じて肩や首にも送られます。咬合がうまくいっていないと集中の低下や情緒不安定を招いたり肩や首が凝ったり片頭痛が起こるのはそのためです。つまり歯は感覚器官であり情報伝達器官である。
2024年08月25日 08:48