舌の機能
舌の粘膜には4種類の乳頭がありその一部は味蕾が分布している。味蕾の中の味細胞から微絨毛が伸び出しその細胞膜にある受容体などで味を感知する。(有郭乳頭)舌体の最後部の逆V字形に並ぶ大型の乳頭で乳頭溝によって周囲から隔てられている。有郭乳頭の側壁には味蕾が分布しており乳頭溝の深部にエプネル腺があり漿液性の唾液を分布している。
(葉状乳頭)舌体の外側部にあるヒダ状の乳頭で前後に並んで配列する。乳頭の側面に味蕾が分布している。
(茸状乳頭)舌体に広く分布する針頭大の乳頭で上端がやや膨らんでキノコのような形をしている。
(糸状乳頭)舌の粘膜に広く分布している乳頭で先端が角化してざわついた感じがする。味覚には関与しない。
【舌の神経分布】舌の前3分の2は三叉神経(舌神経)と顔面神経(鼓索神経)あとの3分の1は舌咽神経もっと奥は迷走神経である。運動は舌下神経である。
2024年09月01日 10:58