舌アミロイドーシス
舌の腫瘤形成疾患は乳頭腫、繊維腫、血管腫、リンパ管腫等があるがその他にアミロイドーシスがある。アミロイドーシスは線維性の構造をしたアミロイド蛋白が全身性、局所性に細胞外に沈着することによって機能障害を起こす疾患である。病理学にはアミロイドが均一な硝子様物質を呈している。
舌アミロイドーシスは多数の弾性硬の腫瘤、結節を認め疼痛はない。いわゆる巨大舌である。
鑑別は多発性骨髄腫、結核、関節リウマチで確定診断は生検である。
舌アミロイドーシスで透析患者は腎移植である。舌痛のある場合は舌癖の改善、不良充填物除去等の対処療法である。
2024年09月09日 06:26