カンジタ症
(症状、病態)口腔カンジタ症はCandida albicansを中心とする真菌で発症する。口腔内で限局する場合では、免疫不全を伴わない場合はほとんど口腔清掃不良によるものであったり汚れた義歯使用による義歯性カンジタ症である。免疫不全を伴うものはエイズ(HIV感染症)で潰瘍、水疱、白斑が多発する。それ以外は膣カンジタ症、食道カンジタ症である。①偽膜性カンジタ症は点状の白苔が帯状に拡大し易剝離性であり易出血性②紅斑性あるいは萎縮性カンジタ症は義歯性口内炎である③肥厚性カンジタ症は厚くなった白色偽膜が粘膜表層に固着して粘膜上皮層の肥厚と角化病変となる④カンジタ性口角炎は老人に多く口角の粘膜と皮膚に亀裂が起きカンジタ菌が増殖する。(治療)抗真菌薬ファンキゾンシロップ、ミコナゾールの局所投与。内服薬(イトリゾールカプセル)
2024年12月07日 05:03