ドライソケット
ドライソケットは下顎智歯の抜歯後の有痛乾生歯槽骨炎で抜歯後の凝血は感染のため融解消失し歯槽骨壁が感染しているかのように見える。下顎の埋伏智歯抜歯後に発生しやすい。かなり激しい自発痛、放散痛がある。【診断】抜歯後3~5日後に発生し肉眼的に抜歯窩の歯槽骨の露出がみられる。疼痛が激しい場合は三叉神経を疑う。黒色の血餅や不良肉芽が認められるときは歯槽骨や歯の破片などの異物が感染源であることが多い。【治療】抜歯窩を生理食塩水で洗浄して抗生剤であるデンタルコーンを挿入しさらにヨードホルムガーゼ交換をする。抜歯窩はシーネを作って感染防止をする。抗菌剤と消炎鎮痛剤を投与する。
2024年12月16日 20:37