ネット予約

広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

ホームブログページ ≫ メカニカルストレスによる骨形成とスクレロスチン ≫

メカニカルストレスによる骨形成とスクレロスチン

「力」による骨代謝制御で重要と考えられている分子が「スクレロスチン」である。「スクレロスチン」は骨芽細胞の分化に必須のWntシグナルを阻害することで骨芽細胞による骨形成を強力に抑える作用を持っている。骨細胞が分泌する。骨細胞は神経細胞のように突起を伸ばし骨細胞同志が密接にコンタクトしている。この骨細胞ネットワークは骨に生じたひずみなどの「力学的刺激」の感受、応答を可能とし骨恒常性を制御していると考えられている。骨細胞が分泌する「スクレロスチン」は「力学的刺激」によって制御されている。過重が加わらない骨では骨細胞の「スクレロスチン」産生が亢進し骨芽細胞が減る。反対に力学的刺激存在化においては膠細胞は「スクレロスチン」産生をストップする。「スクレロスチン」の働きを抑えることで骨形成を促進する新しい骨粗鬆症治療薬として【抗スクレロスチン抗体】商品名イヴェ二ティが認可された。総入れ歯などは咬合に伴う顎骨への負荷が減少した結果「スクレロスチン」産生し顎堤が廃用性萎縮する。骨隆起やポンテック下骨増殖は逆に骨が増えてくる。応力による骨細胞の「スクレロスチン」低下と骨膜間葉系幹細胞の活性化が骨隆起やポンテック下骨増殖の原因である可能性がある。非炎症性親知らず抜歯後の7の咬合が遠心に加わることでもうかがえる。一方で炎症性サイトカインのTNFやLPSも「スクレロスチン」の上昇させ骨形成を阻害する。「生体防御」からすると骨を感染や炎症から守っている応答である。骨細胞が死んでしまった部位は「スクレロスチン」が低下するために炎症寛解後は骨芽細胞による骨形成が亢進する。炎症性智歯周囲炎の抜歯後など。従って抗スクレロスチン抗体は骨形成を促進するだけでなく骨吸収を抑制する働きもある。『骨免疫学』より抜粋

 
2025年04月04日 06:40

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

〒737-0142
広島県呉市広駅前1-8-11

TEL:0823-72-3041

受付時間:月~土
AM/9:00~12:30
PM/14:00~19:00
土曜午後の診察は17:00まで
休診日:木曜午後、日曜、祝日

モバイルサイト

小早川歯科口腔外科クリニックスマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら