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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

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口腔バリア部の特殊性

「自己」と外部環境との境界を規定しているのは皮膚と粘膜といったバリア構造である。タイト結合と呼ばれる非常に厳密な接着様式で連結した上皮細胞のシートが体表面を覆うことで、自己成分の自由拡散を防ぐと同時に「非自己」の侵入を物理的に拒んでいる。あらゆる生命体にはバリアが存在し自己同一性を担保する根源機構である。人体でこのバリアの連続性を破綻しているのが歯周である。歯は粘膜を貫通し顎骨に植立しているため歯周組織は人体で最も感染に脆弱なバリア部位である。人の口腔内には約700種類の細菌が生息し腸管の次に複雑な生態系を形成している。歯の表面あるいはポケットに形成されるプラークには細菌が生息する。脆弱なバリアに接近して大量の細菌が発生する。この特殊性から「人類史上最も罹患者の多い感染症である」そこで【口腔細菌が他臓器疾患に影響を及ぼすメカニズム】歯周炎組織から口腔細菌は菌血症、嚥下、誤嚥により遠隔部位へと移動する。口腔細菌によって歯周炎組織で誘導された免疫細胞(Th17)へと移動する。歯周炎によって口腔粘膜で誘導されたTh17細胞は口腔細菌への特異抗原性を持つ。このTh17細胞が腸管粘膜へと遊走しそこで唾液と共に飲み込まれた口腔細菌で感作され炎症を引き起こす。「口腔細菌とそれを認識する免疫細胞(Th17)が双方とも移動し他臓器でばったり出会うことで炎症が起きる」また口腔細菌Pg菌Aa菌はPAD(タンパク質アルギニンデミナーゼ)を産生し自己たんぱくをシトルリン化することによりシトルリン抗原に対する抗体ができ関節リュウマチになる可能性がある。
2025年04月11日 04:00

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

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