悪性リンパ腫
悪性リンパ腫はリンパ節や全身のリンパ組織に存在するリンパ球系細胞に発生する悪性腫瘍で発生部位によって節内性リンパ腫と節外性リンパ腫に分けられる。頭頸部領域は好発部位の一つとされリンパ節や扁桃に好発し頸部リンパ節に多く発生する。口腔領域では節外性リンパ性が70~80を占め口腔では歯肉や口蓋である。臨床的には瀰漫性腫脹や腫瘤として発生することが多い。節内性リンパ腫は頸部リンパ節に好発する。病理組織学的にはホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分かれ日本では非ホジキンリンパ腫が90%を占める。【臨床診断】無痛性のびまん性腫脹あるいは腫瘤として発生することが多い。【画像診断】CTやMRIが有効で最近ではPET-CT【病理診断】生検で確定診断【治療】多剤併用化学療法や放射線療法。CHOP療法。シクロホスファミド(アルキル化薬)、ドキソルビシン(抗腫瘍性抗生物質)ビンクリスチン(微小管阻害薬)プレドニゾロン(ステロイド)また悪性リンパ腫のうちB細胞に由来するものはRーCHOP療法としてリツキシマブ(分子標的薬)。
2025年04月16日 16:33