偏頭痛について
偏頭痛の種類は①緊張型頭痛②片頭痛③群発頭痛が3大頭痛で二次的頭痛として三叉神経痛、大後頭神経痛、脳腫瘍、くも膜下出血などがあります。その中で口腔と関係があるのは緊張型疼痛と三叉神経痛があります。①慢性頭痛で悩む人の60%はこれで子供から中高年まで幅広く起こる。【頻度】毎日のように頭が重い【痛み方】締め付けられるような痛み【痛みの度合い】肩や首が凝る。フワフワした目まいがあったりする。【原因】ストレスとが長時間のデスクワーク、傷害性咬合など咀嚼筋の緊張による血行が悪くなったりする。血管して起こる痛み。②20代~40代の女性が多い。男性の3.6倍多い。【頻度】月に2回【頭痛の時間】4時間~72時間【痛み方】脈打つ痛み【痛みの度合い】中等度~重度。動いたら痛みがひどくなる。血管が拡張して起こる。③20~40代の男性に多い【頻度】1~2か月の間に頭痛が群発する。【頭痛の時間】1時間~2時間【痛み方】片目の奥がえぐられるような痛み【痛みの度合い】じっとしていられないような痛み。血管拡張して起こる。期間中にアルコールを飲むと誘発される【治療】酸素吸入やスマトリプタンの皮下注射。【判別】緊張型・・血管収縮・・動くと楽になる・・・温めると楽・・・トリプタン系・・・効かない。片頭痛はその逆です。片頭痛が女性に多いメカニズムはまずストレスで心身のリズムが崩れると心と体の安定のために「セロトニン」放出し脳に「セロトニン」が減少すると三叉神経が興奮しCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)を放出し血管拡張し脳血管の拡張とプロスタグランジン生産による炎症が起きることにより片頭痛が起こる。「セロトニン」をサポートするのが「エストロゲン」なのでエストロゲンが減少するとセロトニンも減少する。【治療薬】トリプタン系(イミグラン)がセロトニンの代わりにCGRPの放出を抑制することにより痛み軽減する。疼痛後4時間に服用。最近は抗CGRP抗体や抗CGRP受容体抗体が認可。
2025年04月23日 12:22