特殊な口内炎であるANUGと壊疽性口内炎(水癌)
①ANUG(急性壊死性潰瘍性口内炎)・・・紡錘菌、スピロヘータ他多種類の細菌で感染する混合感染である。青年期にみられ全身の抵抗性の低下でみられ、悪寒、頭痛、倦怠感などの全身症状において歯肉が発赤し歯肉の辺縁から乳頭にかけて潰瘍が生ずる。潰瘍は2~4㎜の幅で灰白色を呈し自発痛および接触痛が強く出血しやすい。さらに連続的に歯槽粘膜にも潰瘍が形成される。症状は5日前後で最も激しく2~3週間で治癒する。②壊疽性口内炎・・・無顆粒球症や白血病の末期に現れることがあるが悪性リンパ腫で口腔の進行性壊疽で徐々に拡大し顔面皮膚をきたすことがある。
2025年04月23日 18:33