ギランバレー症候群
カンピロバクターによる急性腸炎発症から数週間後に反応性関節炎などを発症することがある。先行感染として腹痛、発熱、下痢や呼吸器感染の症状がみられ1~3週間後にカンピロバクター菌の外膜と末梢神経の構成成分であるガングリオシドには共通性の抗原性があるため自己免疫反応が引き起こされ末梢神経の軸索や髄鞘が障害されると考えられている(仮説)運動麻痺として四肢筋力低下・脱力が主症状でありしびれなどの感覚障害は軽度なことが多い。脳神経麻痺や自律神経障害がみられることもある。大半は6か月以内に自然治癒するが、四肢の筋力低下などの後遺症がみられたり呼吸筋麻痺により死亡する場合もある。
2025年05月11日 09:44