ベーチェット病
反復する炎症反応により全身の臓器が障害され多彩な臨床症状を示す難治性の疾患である。性差は認められず男性に症状が重篤な病型が多い。【好発年齢】30~40歳【症状】口腔粘膜の再発性アフタ皮膚症状として下腿伸側に結節性紅斑眼症状としてブドウ膜炎有痛性のブドウ膜炎皮膚針反応(+)【発症機序】ウイルス細菌などの外的因子とHLA-B51などの内的因子による免疫応答に異常が起きる。自己免疫機序と自己炎症機序により炎症が起こる。その結果好中球を主体とした炎症が起き諸臓器が障害される。【治療】NSAIDs、コルヒチン、ステロイド、免疫抑制剤が基本で無効の場合は生物学的製剤としてTNF-α製剤を用いる。
2025年05月29日 11:44