巨細胞性動脈炎(GCA)
浅側頭動脈や眼動脈などの血管壁に巨細胞を含んだ肉芽腫性の炎症が生じる疾患である。【好発】50歳以上の女性【症状】発熱、全身倦怠感、体重減少、筋肉痛、顎の跛行(咀嚼時の疲労感、痛み)、片側で拍動性の頭痛と浅側頭動脈の怒張・圧痛、脈拍減弱、視力低下、視神経乳頭の蒼白浮腫【検査}赤沈上昇、CRP(+)リウマトイド(-)自己抗体(ー)【確定診断】動脈生検で巨細胞を伴う肉芽腫形成。リウマチ性多発筋痛を伴う。【治療】ステロイド投与。視力障害を伴う場合はステロイドパルス療法。ステロイド減量する場合はメトトレキサート、トシリズマブ®アクテムラ【予後】良好であるが失明の危険性あり。
2025年05月31日 16:37