ストレスと癌
血液中の白血球は、体内に細菌などの異物が侵入すると、それを自分の中に取り込み消化、分解してくれます。けがをした場合にしばらくたって傷口から発生する膿は細菌と戦って死滅した白血球の死骸であります。白血球はリンパ球、顆粒球、マクロファージであります。顆粒球60%、リンパ球35%、マクロファージ5%の割合ですがストレスを受けるとそのバランスが崩れて顆粒球は増加しリンパ球は減少します。顆粒球の寿命はとても短くて血液中で4~5時間で組織中でも4~5日ぐらいであります。そして死ぬときはたくさんの【活性酸素】を出します。活性酸素が病気や老化の原因であることはよく知られています。活性酸素は体内に侵入してきた細菌などを死滅・無害化してくれる、免疫にとってプラスの働きもしますが強力なので増えすぎると逆に健康な細胞や組織にまで酸化・変質させ機能を衰えさせます。こうしてDNAを傷つけられた細胞は癌化します。ストレスが活性酸素を増やし癌を誘発する。細胞の癌化は日常的に誰の身体にもおこっています。異常に増殖するかは免疫力にかかってきます。免疫の中枢は視床下部でありそれが何らかの原因で崩れると癌をはじめいろんな病気にかかってきます。
2025年06月02日 06:32