最新抑うつ薬
抗うつ薬は感情・思考の低下で原因はノルアドレナリンとセロトニンの働き低下です。抗うつ薬の歴史は半世紀ほど前に登場した「三環系」や「四環系」から始まります。それぞれ®トリプタノール®トフラニールや®ルジオミール®テトラミドがある。効果が強いがノルアドレナリン、セロトニンの再取り込みを阻害するが同時にH1、α1、M3阻害するから眠気、ふらつき、低血圧、口喝、便秘、尿閉、眼圧上昇など副作用がある。近年はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害)®パキシル®ジェイゾロフトやSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害)®サインバルタ、ミルナシプラン®トレドミンがある。【作用機序】セロトニンとノルアドレナリンは神経伝達物質の一種でセロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、シナプスにこれが豊富に漂っていると人間は多幸感に満たされるが抑うつ状態の人のシナプスはでは枯渇しています。SSRIとSNRIはセロトニンやノルアドレナリンの再取り込みを阻害してシナプスに「幸せホルモン」を豊富に漂わせて抑うつ症状を改善しています。三環系四環系に比べて副作用が下痢、吐き気の消化症状があるがだいぶ改善されてます。最近ではNaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ剤)α2遮断して5HT1を特異的に取り込まれる。ミルナシプラン®リフレックスやボルオキセチン(セロトニン再取り込み阻害・セロトニン受容体調節薬)®トリンテリックス等がある。「効果が遅く、副作用が早い」のが特徴。薬をやめる時も、急にやめると離脱症状がでるので医師の指示に従い徐々に量を減らしていく必要がある。
2025年06月22日 04:36