鎮痛薬
治療の上では痛みのその原因は①侵害受容性疼痛・・・けがや炎症などによって痛みのもとになる「プロスタグランジン」の発痛物 質が放出され、これが侵害受容体を刺激することにより起こる痛み②神経障害性疼痛・・・神経そのものが異常をおこして起きる痛み。けがや手術直後の「急性期の痛み」は侵害受容性疼痛です。これが長期化すると、神経そのものがダメージを受けて神経障害性疼痛に移行します。③痛覚変調性疼痛・・・長く続く痛みで脳の神経回路の変化が関係しています。①侵害受容性疼痛・・・NSAIDs・・・ボルタレン、ロキソニン。ただし長期間使うと胃潰瘍、腎機能障害、狭心症、心筋梗塞などの副作用がある。慢性期に効果なし。
②神経障害性疼痛・・・Caチャネルα2δユニットに結合。CA+を阻害。プレガバリン®リリカ、ミロガバリン®タリージェ他にSNRI®サインバルタ三環系抗うつ剤®トリプタノール。トラマトール®トラマール。セロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害。オピオイド受容体に結合することにより鎮痛。がん患者。
抗うつ剤は人間がもともと持っている「痛みを感じないようにしようとする機能」(下行性疼痛抑制系)に働き痛みを感じさせなくさせます。
③閾値を上げて痛みをとる。・・・・大脳皮質、視床に働き疼痛閾値を上げる。アセトアミノフェン®カロナール
④オピオイド鎮痛薬・・・・麻薬性はモルヒネ®オプソ、ミュー受容体刺激、「下行性疼痛抑制系」両方ともだから便秘、嘔吐、眠気、悪心。活性化ミュー受容体のみはオキシコドン®オキノーム、フェンタニル®フェントス。ペチジン®ペチジン 、コデイン。 非麻薬性は麻薬拮抗性鎮痛薬。ブプレノルフィン®レペタン、ペンタゾシン®ソセゴン、トラマドール®トラマール。
2025年06月22日 04:39