⑩鎮痛剤
オピオイド鎮痛剤①麻薬性鎮痛剤②非麻薬性鎮痛剤痛み⇒脊髄⇒中脳、延髄⇒視床⇒大脳皮質(上行性痛覚伝導系)それぞれに鎮痛作用があるμ受容体、κ受容体、δ受容体がある。セロトニン受容体アドレナリン受容体(下行性痛覚伝導系)
痛みを抑えるには上行性痛覚伝導系を遮断し下行性伝導系を活性化すれば痛みは治まる。
①麻薬性鎮痛剤(1)モルヒネ®オプソ【薬理作用】μ受容体刺激し下行性痛覚伝導系を活性化する。【副作用】鎮咳作用、便秘吐き気
(2)コデイン
(3)ペチジン
(4)フェンタニル
(5)オキシコドン®オキシコンチン
②非麻薬性鎮痛剤(1)ペンタゾシン®ソセゴンμ受容体を遮断カッパー受容体刺激モルヒネより弱い (2)ジプレノフィン®レペタンμ受容体刺激モルヒネより強い(特徴)モルヒネと併用すると効果弱い【麻薬拮抗性鎮痛薬】
③その他鎮痛薬(1)トラマドール®トラマール、オピオイド受容体刺激、ノルアドレナリン再取り込み阻害、セロトニン再取り込み阻害 (2)プレガバリン®リリカ・・・・CA2+チャネルのα2δサブユニット結合し脱分極阻害
(3)アミトリプチリン®トリプタノール三環系ノルアドレナリン再取り込み阻害、セロトニン再取り込み阻害
(4)デュロキセチン®サインバルタSNRI
(5)アセトアミノフェン®カロナール中枢神経の閾値を上げる。中枢性COX阻害、下行性伝導系の活性化
2025年07月29日 08:23