⑲抗血栓薬
抗血栓薬①動脈血栓・・・・脳梗塞、心筋梗塞・・・・抗血小板薬②静脈血栓・・・・肺塞栓、深部静脈、心房内血栓(心原性脳梗塞)
止血のメカニズム 1次止血は動脈内においてプラークの付着につき血管が傷つき出血し血小板により血小板血栓が起き静脈においてフィブリンがくっ付いてフィブリン血栓が起き止血。
肝臓においてフィブリノーゲン(Ⅰ)⇒フィブリン プロトロンビン(Ⅱ)⇒トロンビンこれにはⅩaが関与。
1⃣抗凝固剤 ①直接的トロンボ阻害薬・・・・・ダビガトラン
②直接的Xa因子阻害薬・・・・・・リバーロキサン
③ヘパリン・・・・AT(アンチトロンビン)とくっ付いて複合体になりトロンビンとXaにくっつきフィブリノーゲン⇒フィブリンが出来なくなる。・・・・・エドキサバン®リクシアナ
④ワルファリン・・・・肝臓において前駆体(Ⅱ)(Ⅸ)(ⅶ)(Ⅹ)⇒血液凝固因子となるうえでビタミンkと拮抗して血中にて凝固阻止する。
2⃣抗血小板薬・・・・・・動脈血栓(脳梗塞、心筋梗塞、末梢動脈疾患)
血小板凝集促進⇒CA2+↑・・・ADP(アデノシン二リン酸)TxA2(トロンボキサン)5HT2(セロトニン)
血小板凝集阻害⇒CA2+↓・・・・PGI2,cAMP
①COX阻害薬・・・・・アスピリン アラキドン酸⇒①PG⇒②TXA2
②TXA2合成酵素阻害薬・・・・オザクレル
③5-HT2受容体遮断薬・・・・サルポラレート®アンプラーク
④PGI2製剤・・・・・・・・・・ベラプラスト
⑤ADP受容体遮断薬・・・・・・・クルビトグレル、チクロビシン、プリモグレル
⑥PDEⅢ(ホスホジエステラーゼ)・・・cAMPが分解されないようにする。・・・シロスタゾール錠
3⃣血栓溶解薬・・・・・・心筋梗塞、脳梗塞に対して出来た場合はフィブリン⇒フィブリン分解産物プラスミンが必要
プラスミノーゲン⇒プラスミンに対してPA(プラスミノーゲンアクチベーター)
ウロキナーゼ(全身)アルテプラーゼ(血栓箇所)
2025年08月08日 13:14