糖尿病⇔歯周病
糖尿病は膵臓のβ細胞から分泌されるホルモンのインシュリンが分泌不足か?分泌されても十分に働かない(抵抗性が高い)ために血糖値が高くなる病気ですが以前は糖尿病になると感染しやすいために歯周病がひどくなると言われてました。しかし最近では歯周病があると糖尿病の症状(抵抗性高くなること)つまり血糖コントロールがうまくいかなくなることと逆に2型では歯周病治療により血糖値(HbA1c)が改善される可能性がわかってきています。糖尿病のガイドラインにも手帳にも記載されています。【歯周病が糖尿病の血糖コントロールに影響を与えるメカニズム】。血中のグルコースはそれぞれの細胞、肝臓、骨格筋、脂肪組織やその他の細胞にグルコースを取り込みエネルギーや筋グリコーゲンとして保存されています。すると血中の糖が減少し正常な状態に取り込まれます。この細胞にとりこむという作用の働きがインシュリンです。インシュリンが働かないと高血糖になります。歯周病は慢性疾患でありますから常に歯周病由来の炎症性サイトカイン(IL-1β、IL-6、TNF-α)が血中に放出され、細胞側からするとインシュリンに対する受容体の反応が鈍くなり(抵抗性高い)細胞が当を取り込むための入り口がブロックされてしまいます。結果的に高血糖になります。高血糖を放置しておくとインスリンを分泌する膵臓のβ細胞が疲弊し糖尿病を進行させたりすい臓がんの要因にもなる可能性があります。
2025年09月10日 17:20
