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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

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緩和医療(ペインコントロール)

緩和ケアとは「生命を驚かす病に関連する直面している患者と家族の痛み、そのほかの身体的、心理社会的、スピリチュアルな問題を早期に同定し適切に評価し対応することを通して、苦痛(suffering)を予防し緩和することにより患者と家族の【Quality of life】を改善する取り組みである。①痛みの評価・・・(1)侵害受容性疼痛は内臓痛と体性痛がある。内臓痛は腹部腫瘍の痛みなど局在があいまいで鈍い痛み:ズーンと重い(オピオイドが効きやすい)体性痛は骨転移など局在がはっきりした明確な痛み。ズキとする。即効型鎮痛薬が必要となる。
(2)神経障害性疼痛・・・・神経叢浸潤、脊髄浸潤等、びりびり電気が走るような、しびれる、ジンジンするような痛み。難治性で鎮痛補助薬が必要となる。
痛みの経時的出現パターンは持続痛と突出痛、持続痛+突出痛の混合型。
②三段階除痛ラダー。第一段階。非オピオイド鎮痛薬。NSAIDsの定期投与。®サイトテック、®セレコックスかアセトアミノフェンか®ロキソニン。第2段階(第一段階の除痛が困難な場合)。麻薬性鎮痛剤を使う。コデイン、ペチジン、トラマドール®トラマール第3段階。強オピオイド。モルヒネ、フェンタニル、オキシコドン、非オピオイド鎮痛薬。(レスキュードース)血中濃度を維持するための徐放性製剤とともに体動時や神経障害性疼痛による突発痛に対する速放製剤をレスキュードース処方といいます。経口で一日の6分の1、持続点滴で1の24をレスキュードースとする。®ソセゴン®ペンタジンなどの拮抗性鎮痛剤は癌性疼痛に推奨されません。(オピオイドの種類)モルヒネ・・・経口(速放性製剤、徐放性製剤)静注、皮下注、座薬などがある。鎮咳、嘔吐、縮瞳、蠕動運動抑制するので便秘など起こりやすい。オキシコドン・・・経口と注射剤。腎障害による副作用少ない。フェンタニル・・・注射剤と貼付剤。
③骨転移の痛みや高CA血症による意識障害。ビスホスホネート製剤®ゾメタの適応がないかを検討する。この際抜歯などの口腔外科手術や歯周外科の際には顎骨壊死が起こりやすいので投与前には口腔と露出骨のチェックが必要です。万が一起こったなら抜歯窩を掻把し生食で洗浄し抗生剤を投入しヨードホルムガーゼを挿入し骨が露出しないように縫合しシーネを作りしばらくガーゼ交換します。痛みがなくなったら抜糸で終わり。
ステージⅣの場合の【癌共存療法】癌も含めた全ての生物は成長し存在を維持するためエネルギーと栄養を必要としている。そして限りなく分裂、増殖する癌はその代謝維持として大量の糖質を必要としている。①癌細胞の増殖を抑制する目的で癌が必要としている糖質を制限し糖質に代わるエネルギー源として高脂肪食とする。糖質制限下で高脂肪食は新たなエネルギー源となりかつ基本的に癌には利用されない抗がん効果のあるケトン体も産生する。「糖質制限ケトン食」。体力維持するためには総カロリーを減らさない。蛋白質もしっかりとる。②食後の上昇した血糖値を下げるインシュリンは癌細胞の増殖因子でもある。そこで食後血糖値の上昇を抑え結果としてインシュリンの分泌を抑え、癌細胞の増殖を抑えるためにメトホルミンを食前に服用。抗ガン作用のあるビタミンD(活性化)やEPAを併用する。「MDE糖質制限ケトン食」。③安全性を確認しながらがん抑制効果のある「クエン酸療法」④消化器系癌に適応のあるTS-1を低用量から開始する「小量抗がん剤治療」。⑤がん組織の酸性化や癌細胞内アルカリ化を抑制して癌細胞の増殖抑制を目的とした「アルカリ療法」。(標準治療との比較)【山崎章郎dr】
 
2025年09月29日 17:23

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

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