COPDの最新
かっては肺気腫や慢性気管支炎と呼ばれた慢性閉塞性肺疾患(COPD)。喫煙などによる炎症で気管支の壁が厚くなり空気が通りにくくなる。進行すると呼吸困難で命の危険も生じ、早期の治療が重要だが放置するのが現状です。【症状】①喫煙歴②呼吸時のヒューヒュー音③階段を上る際の息切れ④風邪をひきやすく治りにくい⑤体重減少⑥心疾患、高血圧、糖尿病、脂質異常症。たばこの煙など易さらされると気管支の壁は炎症を起こして厚くなり内径が細くなる。肺胞壁が壊れる。痰の分泌で気道はさらに狭くなり呼吸が妨げられるのがCOPD。中年以降の発症が多く、2023年には1万7千人がなくなった。痛んだ肺は元にもどせない。軽症のうちに進行を食い止めることが重要。治療で上場が安定しても喘息発作同様風邪などで急に症状が悪化する「憎悪」することがある。【治療】LABAとLAMAの吸入器で気管支を拡げ、残った肺の機能を最大限に引き出すことが基本となる。喘息のような症状を合併した場合抗炎症ステロイドICSと3剤の組み合わせで対応している。ただ現状では半数の患者が症状の悪化や憎悪を抑えきれないという。このうち20~30%はアレルギー性炎症をもつものと対象の注射薬が【デュピルマブ】でIL-4とIL-13の物質を抑える。
2025年11月13日 12:13
