気管・食道に異物が落ちたら
補綴装置や歯科器材等の異物が、気管および食道に陥入するいわゆる誤飲・誤嚥事故は、歯科治療中に高頻度に発生する医療事故である。【現状】陥入部位・・・食道92%気管8%誤嚥物の種類インレー・・・63%クラウン22%リーマー7%その他8%【対処法】異物の確認⇒消化管⇒症状なければ気道撮影⇒問題なければ経過観察⇒自然排出。持続的な痛みがあれば気管の可能性あり。気管⇒ハイムリック法、胸部突き上げ法⇒呼吸困難であれば(誤嚥直後に呼吸困難、声が出ない、チョークサインやチアノーゼあり)⇒救急搬送⇒頭頚部・胸部・腹部の2方向からの画像検査による異物確認、排出法の検討。気管⇒気管支内視鏡。消化管⇒内視鏡。排出異物の確認。
2025年12月23日 09:17
