アナフィラキシーが疑われたら
【原因】歯科においてアレルギー反応を生じる可能性がある薬品は次のとおりである。局所麻酔やゴム製グローブは使用頻度が高いからアナフィラキシー反応を生じる可能性が高い。エステル型の局麻剤は注意すべき薬剤であるがほとんどの局麻剤はアミド型で直接の原因は保存剤のメチル安息香酸エチルに対するアレルギー反応である。これは化粧品に含まれる防腐剤と同じであるため化粧品にアレルギーがある人は要注意である。保存剤の入ってないのは®スキャンドネストであるためより安全である。遅延型は金属アレルギーや接触アレルギーである。局麻剤によるアレルギー反応・・・①Ⅰ型は抗原刺激により産生されたIgE抗体が肥満細胞、好塩基球に感作する。⇒再度抗原が侵入しIgE抗体に作用するとこれらの細胞によりヒスタミン等のケミカルメディエーターが遊離する。②Ⅳ型は抗原により感作されたTリンパ球より分泌されるリンホカインに集まってきたマクロファージ1により炎症を誘発する。③アナフィラキシー類似反応局麻剤が直接肥満細胞に作用してヒスタミンを遊離する。【症状】気分不快、脱力感、顔面蒼白、血圧低下、喘鳴、頻脈、呼吸困難、胸痛がみられる。重症では意識障害、痙攣、呼吸不全など生じる。【対処法】静脈あるいは筋注としてアドレナリン(気管拡張作用、ヒスタミン遊離抑制、心泊数の増加)ステロイド(気道粘膜浮腫の抑制と末梢循環不全の予防)、昇圧剤、気管支拡張剤、抗ヒスタミン薬があるがファーストチョイスとしてアドレナリン筋中®ボスミン1mg/mlであるが0,1~1.0mgに薄めないといけません。最近では®エピペン注射液0,3mg小児には0,15mgがある。【鑑別】急性心筋梗塞、脳出血の鑑別ですが呼吸困難、粘膜の浮腫、血圧低下が特徴的だから容易に鑑別出来る。
2025年12月23日 09:20
