血液癌
血液癌は大きく分けて血液を造る元となる細胞(骨髄芽球)が癌化する白血病、免疫を担うリンパ球が癌化する悪性リンパ腫、B細胞から分化した形質細胞が癌化する多発性骨髄腫がある。①急性リンパ性白血病・・・血液細胞のうちリンパ球になる途中の未熟な細胞が癌化して増殖する。こどもに多い。疲労感や立ち眩み動悸などの症状がでる。感染症にかかりやすくなる。鼻や歯肉からの出血、青あざができやすくなる。治療・・・抗がん剤、造血幹細胞の移植。患者の特定の染色体に異常がみられる場合は分子標的薬「グリペック」②悪性リンパ腫・・・細菌やウイルスから体を守るリンパ球が癌化する。中高年に多いが若い世代でもなる。男性多い。首やわきの下、足の付け根などのリンパ節の多いところに腫れやしこりが出来る。発熱、急激な体重減少、多量の寝汗をかく。薬物療法(chop)と放射線治療。造血幹細胞移植。③多発性骨髄腫・・・血液細胞の一つの形質細胞が癌化して骨髄腫細胞となる。ほとんどが中高年。男性多い。背中や腰の痛み、貧血などで見つかることが多い。骨が溶けだしてもろくなるため骨折や高CA血症を起こしやすくなる。薬物療法が基本。「自家造血幹細胞移植」も選択肢。再発や急性リンパ性白血病は分子標的薬と従来の抗がん剤の特徴を持つ抗体薬物複合体「べスポンサ」。免疫療法の一種で患者の免疫細胞と癌細胞を結合することでがん細胞を抑える二重特異性抗体薬「ビーリンサイト」。患者自身から採取した免疫細胞を攻撃力を高めて体に戻す「CARーT療法」が加わった。
2026年01月13日 12:04
