ネット予約

広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

ホームブログページ ≫ ④舌炎 ≫

④舌炎

舌は知覚、触覚をはじめとして味覚、咀嚼、構音、嚥下といった重要な機能を持った臓器である。舌炎の原因には様々な要因があるが大きく分けて全身疾患に伴う病変と舌固有の病変がある。全身疾患に伴う舌炎は貧血、ビタミン不足、皮膚科疾患、膠原病類似病変、薬剤で一方舌固有の病変として感染症、外傷、歯牙による慢性の機械的刺激、唾液分泌低下、腫瘍性病変、放射線照射などがあげられる。【全身疾患に伴う舌炎】①貧血・・・鉄欠乏性貧血と悪性貧血がある。前者はプラマー・ビンソン症候群の一症状として現れ舌乳頭が萎縮し「赤く平らな舌」が生じるとされている。舌炎以外に嚥下障害、口角炎、匙状爪、食道入口のWeb形成たまに下咽頭がん併発。治療鉄剤投与。悪性貧血に伴うハンター舌炎、慢性表在性舌炎、落くず性舌痛症。胃の壁細胞から分泌される内因子の欠乏によりビタミンB12の吸収阻害が生じ悪性貧血が生じその早期に舌炎を認める。舌表面萎縮と平坦化、白斑化がみられ舌尖から両側の舌縁にわたるV字型の発赤と腫脹を認める。食事中に痛い。女性に多い。ビタミンB12非経口投与。②ビタミン欠乏・・・ビタミンB1B2B6の欠乏症として口角炎、口唇炎、舌炎、舌知覚過敏などが起こる。ビタミンBやCの投与。③皮膚科疾患に伴う舌炎1)天疱瘡類似疾患・・・天疱瘡、水疱性天疱瘡などにより口内炎を生じる。頬粘膜、歯肉、口唇などともに舌炎を認める。ストロイドを内服。免疫抑制薬を投与。2)多形紅斑・・・やや隆起する10㎜大ほどの特徴的な環状浮腫紅斑が手背や関節伸側に左右対称に多発する皮膚病変で多形滲出性紅斑と呼ばれている。原因は感染症、薬剤性、悪性腫瘍がある。病因物質に対するⅡ型Ⅲ型のアレルギー疾患である。軽症例では舌、口蓋、頬粘膜、口腔前庭に生じる水疱やアフタが特徴である。重症例では鼻腔、口腔、上下咽頭粘膜に出血を伴う水泡、アフタ、潰瘍をを生じるとされる。疼痛が強く経口摂取困難を呈する。軽症例では2週間で治癒することがあるが原因の追究が必要である。重症例ではステロイド内服を投与。Stevens-Johnson症候群ではステロイドパルス療法。④膠原病類似疾患1)ベーチェット病・・・再発性アフタが主症状の一つで境界明瞭な浅い有痛性潰瘍で口腔粘膜、頬粘膜、舌、歯肉粘膜に出現する。再発を繰り返す。あとは皮膚症状、外陰部潰瘍、眼症状が4大症状であり遺伝的素因と口腔内細菌環境が原因となって自己免疫疾患である。治療は口腔ケア、ステロイド投与、コルヒチン投与。2)川崎病・・・4歳以下の乳幼児に好発する原因不明の疾患で発熱、四肢末端の変化(浮腫、紅斑、落屑)両眼瞼結膜の充血、口腔粘膜の発赤、イチゴ舌、非化膿性頸部リンパ節腫脹。治療は免疫グロブリンの大量投与。血栓予防のアスピリン投与。3)全身性エリトマトーデス・・・腎臓、心臓、関節、中枢性神経など多臓器障害を生ずる。若年女性に好発する原因不明の自己免疫疾患である。蝶形紅斑、口腔潰瘍(無痛性)、円板状疹、関節炎、腎障害、胸膜、心膜の炎症(漿膜炎)免疫異常(抗Sm抗体陽性、抗リン脂質抗体陽性)治療NSAIDs、ステロイド、免疫抑制剤、重症の場合は免疫グロブリン、血漿交換療法。4)シェーグレン症候群・・・唾液腺、涙腺など外分泌線に対する自己免疫疾患である。唾液分泌低下により口腔乾燥が非特異的な舌炎を呈する。口腔ケア、人口唾液が行われる。全身性血管障害性病変などの合併症が生じた場合はステロイドや免疫抑制剤投与。⑤薬剤性・・・1)唾液分泌低下を生ずる薬剤・・・副作用として唾液分泌低下により非特異的な舌炎を生ずる。三環系うつ薬、抗てんかん薬、鎮痙薬(抗コリン薬、抗パーキンソン薬)2)薬疹としての舌炎・・・扁平苔癬型薬疹、固定薬疹
【舌固有の病変】①感染1)細菌感染・・・口腔内は常在細菌叢によってバランスが保たれているが外傷や放射線照射やウイルス感染によりバランスが崩れ細菌感染を起こす。舌の腫脹、疼痛、発熱、倦怠感など重症になると嚥下障害や構音障害が起きる。抗菌剤投与。2)ウイルス感染・・・ヘルペスウイルスによりアフタ性舌炎を生ずる。アフタ多発、水疱形成、疼痛が強い。アシクロビルバラシクロビル投与。3)真菌感染・・・悪性腫瘍や糖尿病、膠原病の存在。免疫抑制剤、口腔乾燥、妊娠などにより日和見感染。舌、頬粘膜、口唇粘膜で白苔は剥離可能である。抗真菌薬の投与。③外傷1)機械的外傷・・・舌の機械的外傷は歯牙による口傷が多い。2)熱傷・・・熱湯誤飲により起こるが小児に多い。3)歯牙による慢性刺激・・・慢性刺激の場合は深い潰瘍、白板症、悪性腫瘍の原因になることが多い。4)唾液分泌低下・・・薬剤性やシェーグレン症候によるものや横臥位や目隠しや暗い所にいると唾液分泌低下する。5)腫瘍性疾患・・・良性悪性腫瘍など。⑥放射線照射1)直接的な障害・・・舌癌に関してはT1T2は組織内照射T3以上は外照射が選択され放射線舌炎が生じる。さらに抗がん剤などで薬剤性の舌炎を生じる。2)間接的な障害・・・放射線照射により唾液腺組織が障害を受ける。3)放射線性舌炎の治療・・・口腔洗浄、口腔ケア、ステロイド系軟膏塗布。中等度以上の口腔粘膜炎の場合はオピオイドや経管栄養も重要である。

 
2026年01月30日 12:10

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

〒737-0142
広島県呉市広駅前1-8-11

TEL:0823-72-3041

受付時間:月~土
AM/9:00~12:30
PM/14:00~19:00
土曜午後の診察は17:00まで
休診日:木曜午後、日曜、祝日

モバイルサイト

小早川歯科口腔外科クリニックスマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら