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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

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⑨腸管免疫


【まだある未解明の迷宮】腸管には体全体の免疫細胞の50%以上が存在する。食物を消化吸収するという性質上食物にまぎれた細菌やウイルスの体内侵入を阻止しなければならない。同時に食物や平和共存する腸内細菌にむやみに反応しないことも重要だ。これまでの全身免疫は異物は有害なものとして排除することが基本だ。それに対し腸管免疫は有害な異物は排除するが無害な異物は見て見ぬふりをするという極めて高度な対応をする。経口免役寛容と腸内細菌と免疫との関係はまだ解明されていない。【小腸の免役細胞】小腸の内皮表面には絨毛がびっしり生えている。最上層には単層円柱上皮の粘膜上皮細胞並びに腸管内面の表面には微絨毛が隙間なく生えている。絨毛には毛細血管とリンパ管が分布して毛細血管からはアミノ酸やブドウ糖がリンパ管から脂質が吸収される。粘膜上皮細胞の並びの中には下部にポケットを持つM細胞がみられ台地上になっている。その下にパイエル板(リンパ組織)がありT細胞B細胞樹状細胞がいる。粘膜固有層には免疫おうとうに応じたプラズマ細胞があり他に樹状細胞、マクロファージ、T細胞、肥満細胞などがある。【腸管免疫の基本はIgA】M細胞は特殊な受容体を腸管内に出して食物と一緒に流れてきた微生物抗原くっつけてポケットに送り込む。大腸菌やサルモネラ菌に結合するGP2という受容体がある。ポケットでは樹状細胞が待ち構えて取り込まれた細菌やウイルスを渡され免疫応答が始まる。抗原提示細胞としての樹状細胞はパイエル板内のナイーブT細胞に抗原提示細胞を行い抗原提示的に活性化ヘルパーT細胞が誕生する。同時にナイーブB細胞も独自にBCRにくっついた抗原を食べて活性化して活性化ヘルパーT細胞との相互作用により完全に活性化しクラススイッチ、親和性成熟を経てプラズマ細胞へと分化する。ここで全身免疫と異なるのは最終的な抗体がIgAである。これが腸管粘膜の特徴である。同時に全身の血管を通して鼻、喉、肺、生殖器と体中のの粘膜に行くことである。尚腸管では活性化ヘルパーT細胞に依存しないIgA産生プラズマ細胞も作られている。【IgAへのクラススイッチ】活性化ヘルパーT細胞に依存性であっても非依存性であっても抗体のクラスはどのようにしてIgAにクラススイッチするだろうか?T細胞依存性の場合は活性化ヘルパーT細胞のタイプが濾胞17型に分化する。⇒活性化B細胞⇒親和性成熟⇒クラススイッチ【IgAはどう働くか?】IgA産生プラズマ細胞は腸管をはじめとする粘膜の上皮細胞の直下に陣取りIgAを放出する。IgAは抗原特異的に細菌やウイルスなどにくっつき中和作用によって機能を停止させ病原体ともども体外に排出される。【腸管免疫は炎症を起こさないように働く】腸管のマクロファージは病原体を食べても炎症性サイトカインを出さない。腸管の樹状細胞も抗原提示しても活性化させたT細胞が炎症性サイトカインを作って妨げるような抑制性サイトカインを出している。これが腸管免疫の特徴である。【経口免役寛容】経口免役寛容とは口から食べてくるタンパク質などに対して免疫反応が抑えられている。【食物抗原に対してTreg細胞が誘導される】食物抗原に対する免疫応答を積極的に抑え込む働きがTreg細胞である。腸管の粘膜上皮から入り込む食物抗原を取り込んだ樹状細胞は腸間膜リンパ節移動してナイーブT細胞に抗原提示する。この時にTreg細胞が誘導される。食物抗原に対して免疫応答を抑制する。樹状細胞がTreg細胞が誘導される補助刺激分子を強く発現している。腸管の粘膜固有層にいるCD4陽性T細胞のうち30%が制御性T細胞である。【腸内細菌と免疫】腸内細菌は1000種類以上の細菌が負い100兆個常在し細菌種や細菌数のバランス異常が健康に影響を与える。①小腸の粘膜固有層には17型活性化ヘルパーT細胞が圧倒的に多い。17型活性化ヘルパーT細胞への分化を促しているのが「セグメント細菌」という。②大腸ではクロストトリジアの腸内細菌が食物繊維を分解して産生する探査脂肪酸の作用によりナイーブT細胞がTreg細胞に分化することがわかっている。腸管には外からはいってくる病原体に対する免疫応答能を確保しながら腸内細菌に対する免疫応答を抑制するという高度な仕組みが備わっている。【腸内細菌は何故免疫に攻撃されないか?】腸内細菌が免疫に攻撃されない理由としていくつか理由があります。①制御性T細胞が誘導されることで腸内細菌による免疫が抑えられている。排除と増殖とのバランスで腸内細菌の数が保たれている。②腸管の粘膜上皮細胞におけるパターン認識受容体の位置だ。食細胞やBsaibouではTLR5は細胞の表面にあるが腸管では粘膜固有層側に発現している。腸管にへばりついているだけの細菌に対して免疫反応は起きにくい。



 
2026年02月18日 03:02

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