⑪癌と自己免疫疾患
【癌ワクチンとは】癌ワクチンには予防ワクチンと治療ワクチンがある。癌ワクチンは予防ワクチンと治療ワクチンがある。子宮頚がんワクチンと肝細胞ワクチンがそれである。治療ワクチンは癌mRNAワクチンである。【mRNAワクチンが働く仕組み】使用するmRNAワクチンはウイルスのスパイク蛋白質を作る情報を持ったmRNAである。目的の蛋白質を作る遺伝子の塩基配列がわかれば人工的につくつことが出来る。スパイク蛋白は免疫抗原とするのに適した蛋白である。筋肉注射されたmRNAは筋肉脂肪と樹状細胞の細胞質に取り込まれる。樹状細胞の細胞質にて翻訳されてスパイク蛋白が出来る。作れたスパイク蛋白は酵素によってペプチドに分解されMHCⅠ分子に乗せて提示する。一方細胞質で作られたスパイク蛋白は細胞の外に排出されることもある。それを樹状細胞が食べてペプチドをMHCⅡ分子に乗せて提示する。同じころリンパ節の濾胞にもスパイク蛋白の破片が流れ着くだろう。こうして獲得免疫が始動し活性化T細胞が作られ記憶細胞も作られる。【ノーベル生理学医学賞】弱点①mRNAは非常に壊れやすい物質で細胞質まで届けることが出来なかった。②外部から導入した人工のmRNAは自然免疫を非常に強く活性化し激しい炎症を起こすのである。①は壊れやすいmRNAをLNPに包み込むことにより細胞質に無償で届けることに成功した。②カリコ博士がウリジンを1メチルシュードウリジンに置換することによりパターン認識受容体に認識されなくなった。自然免疫も活性化しウイルスの蛋白も作る。【癌mRNAワクチンの特徴と課題】癌ワクチンはスパイク蛋白の代わりにネオ抗原に替えれて免疫の働きを強めようとというのがその目的である。これはかっつ成果キラーT細胞を誘導する能力が高いことを特徴とする。メリットは①MHCⅠ分子+抗原ペプチドを樹状細胞に提示できる。②オーダーメイドのmRNAワクチンが出来る。【免疫逃避とT細胞疲弊】癌は免疫システムによる破壊から逃れるためにさまざまな方法を用いている。①癌細胞は抑制性サイトカインを分泌している。②癌抗原を食べた樹状細胞ではCD80/86が減少しナイーブT細胞のCD28分子よりTreg細胞のCTLA4分子に優先的に結合してしまう。③さらに活性化細胞にPD-1に対してリガンドを出すことにより働きを抑制する。④活性化キラーT細胞も効かなくなる(T細胞疲弊)【チェックポイント阻害剤の併用】PD-1、PDL-1CTLA-4などの分枝の機能をブロックすることでがん細胞に対する免疫を強化しようとするのがチェックポイント阻害剤である。【異所性リンパ節】癌組織ではリンパ節のような構造が出現することがある。HEV(高内皮細静脈)が現ればそこから免疫細胞がどんどんあらわれて組織に入っていくと癌治療の予後はよい。癌mRNAとコロナワクチンに違いは活性化キラーT細胞が主軸になるのとコロナワクチンは抗体がウイルスを中和することである。免疫抗原が表面抗原か細胞内抗原化である。mRNAワクチンは抗体誘導と「MHC1+抗原ペプチド」を誘導できたため活性キラーT細胞を誘導できた。【自己免疫疾患】自己抗原でT細胞やB細胞が活性化してしまうと自己免疫疾患が起こる。①T細胞の胸腺学校にて自己反応性のT細胞やB細胞を取り除けない時。②アナジーの機能を持たなかったり③制御性T細胞がうまく機能しない場合。【原因】環境的な要因としては腸内細菌や脂質の総量やある種の脂質やストレスがある。脳にはストレス中枢があり何らかのストレスがかかると活性化する。脳の特定な血管部位に免疫細胞を通す侵入口が出現する。脳は酸素やアミノ酸は通すが免疫さいぼうや蛋白質は通さないがストレスがかかると脳に入った免疫細胞の中に運悪く自己抗原で活性化するものが混じっている。脳に炎症を起こし、炎症の部位に分布している今まで活性化していなかった神経回路が強く活性化されることがある。【治療】①T細胞やB細胞の働きを弱める薬②自然免疫細胞の働きを弱める薬③炎症の悪循環を引き起こすサイトカインの働きを弱める薬(アクテムラ)をRN
2026年02月20日 08:28
