3変異して免疫をすり抜けようとする
ウイルスは複製過程で突然変異でによって様々な亜株を生み出します。ワクチン接種によって出来た抗体に中和されるような株は淘汰され抗体が中和しにくい株は淘汰され抗体が中和しにくい株が増えていきます。最初のワクチンは武漢株もとに作られています。この武漢株に対する抗体はデルタ株をある程度中和可能です。しかしオミクロン株はスパイク蛋白に30箇所以上の変異があり武漢型のワクチン接種で得られた抗体には中和効果がない状態です。しかしワクチンで得られた記憶T細胞はオミクロン株に対してもほかの株とほとんど遜色なく反応する。つまりオミクロン株に対して抗体の効果は下がるのにT細胞免疫は変化がないということになります。抗体の効果が下がるのはスパイク蛋白質が細胞のACE2に結合します。感染を防御する抗体の多くはRBD(ReceptorーBinding-Domain)に結合します。オミクロン株ではアミノ酸が置換された変異がRBDの部分に集中するので武漢株をもとにしたワクチンでh得られた抗体はオミクロン株に有効ではありません。又抗体は接種後半年もすると抗体価は0に等しくなります。一方T細胞は抗原ペプチドを認識します。数が多いからその中に少しの変異があっても武漢型で得られた記憶T細胞はオミクロン株のスパイクも十分認識します(交差免疫)。又抗体とちがって記憶T細胞は8か月たっても半分以上残っています。オミクロン株の感染者でも重症者、死亡者が増えなかったのはワクチンによるT細胞免疫の効果も無視できないと考えられます。人類が感染症を克服するには①ウイルス自体を弱毒化すること②人類側が感染もしくはワクチンによる免疫をつけることです(集団免疫)【ワクチンの副反応】mRNAワクチンやコンポートワクチンに添加されているアジュバンドは自然免疫を活性化する働きがあります。ワクチン接種後の発熱や頭痛、倦怠感といった副反応は自然免疫の活性化によるものです。人によっては心筋炎や血管炎を起こすことがある。プチサイトカインストームをおこすことがありリンパ球を減少させ獲得免疫系を弱め免疫が落ちることにより帯状疱疹や感染症に起こりやすくなります。さらにワクチンによって出来る抗体が危険の高い副反応を起こすことがあります。「抗体依存性過敏症」と呼ばれるアレルギー反応です。通常のアジュバンド効果はIgMからIgGへのクラススイッチを誘導しますが人によってはIgMからIgEへのクラススイッチが起き2回目の追加接種によりアナフィラキシーショックが起きることがあります。IgGでも抗原複合体が組織に沈着し血管炎や腎炎が起きます。自己免疫疾患になります。血栓や心筋炎も起こることがあります。ポリエチレングリコール(PEG)が抗原になることもあります。【リスクとベネフィット】一般的な免疫学の法則として短期間に抗原を頻回に投与すると免疫のブレーキが強く働いて(Treg細胞)抗体産生やT細胞を抑制する可能性があります。
2026年03月08日 17:46
