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広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

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喜怒哀楽と自律神経

【喜怒哀楽といった情動】喜びに心が弾む、あるいは恐ろしさのあまり鳥肌が立つなど感情にともなって自律神経活動は変化し、心血管系をはじめとする種々の自律(内臓)機能に変化をもたらす。情動は「感情」の意味で用いられることが多いですが本来は身体の生理的反応を伴うもののことを言います。情動によって何らかの行動を起こすのを「情動行動」という。例えば血糖値が下がったら不快感により食事を摂ろうとする。喜んで近寄る、恐れて逃げる、怒って攻撃するなど。【情動は脳のどこで生み出される?自律神経系、ホルモン系、運動系】さまざまな刺激の基に情動や情動行動をおこしているのは脳です。犬の脳の表層を取り除くと依然と同じ様に吠えておこることが出来た。しかし噛みつくことはなかった。「怒りの対象が存在しない怒り」⇒「見かけの怒り」これはどこから来るかというと間脳から生み出されることがわかったのです。視床下部を刺激された猫の瞳孔は拡大し毛は逆立ち爪や歯はむき出しにしてうねります。この時は猫の体内では自律神経系と運動神経系とホルモン系という3つの経路を介しいろんな反応が出来ている。自律神経系は散瞳、血圧上昇、胃腸管の運動抑制や血流の抑制、骨格筋の血流の増加、ホルモン系は血糖値の上昇、運動神経系は呼吸の増加など。これらは「防衛反応」と呼び防衛反応を起こす視床下部の部位を『防衛部位』と名づけられた。視床下部は防衛部位以外にもさまざまな情動や本能行動を起こす部位がある。体内リズムの形成にかかわる部位もある。【快と不快を感じる仕組み】快を感じるところは視床下部の外側部にあり「報酬系」とか「快中枢」と呼ばれている。又不快を感じる場所もあります。こちらは視床下部の内側部にあり「嫌悪系」とか「懲罰系」と呼ばれている。これらの活性化によって「防衛反応」「闘争、逃走反応」が誘発される。そのカギを握っているのが『オレキシン神経』である。神経伝達物質を含む神経。この神経が室傍核や中脳に働きかけ自律神経反応の誘発にかかわっている。さらにCRH神経を活性化させることで自律神経反応や内分泌反応を誘発している可能性も指摘されている。【自律神経の活動は感情によって左右される】視床下部とともに情動の発現に大きな役割を果たしているのが大脳辺縁系である。「情動脳」と呼ばれ、その時々の感情において適切な情動行動をとることが出来るのが上位の大脳辺縁系で統合された指令が視床下部を制御しているからです。大脳辺縁系の偏桃体は情動の要となる場所です。「偏桃体」は恐れに関与しています。刺激すると防衛反応を誘発出来るし刺激されると起こりや恐怖感が呼び起されます。偏桃体がやられると恐怖感はなくなります。偏桃体損傷により怒っているのか悲しんでいるのかわからなくなります。偏桃体は交感神経を促し副交感神経を抑える部位がわかってます。偏桃体で外部からの刺激が快(報酬性)か不快(嫌悪性)のどちらに相当するかという判断もなされると考えられこの判断にもとずいて視床下部の報酬性か嫌悪性かに活性化され自律神経をふくめた情動行動が起こるようである。人の場合は動物と違って大脳新皮質が発達しているため外部からの情報は偏桃体に送られるとともに大脳皮質にも送られる。それから自律神経を介して内臓機能に変化が出ているのです。【運動神経と自律神経がかかわる呼吸】情動は自律機能の他に運動機能にも影響します。呼吸も鼓動も無意識に行われるのに何故血圧や心拍は自律機能と言われ呼吸は運動機能と言われるのでしょうか?安静時の呼吸する上で重要なのは横隔膜である。横隔膜につながっている神経は横隔神経という運動神経。運動神経だから随意神経だから呼吸を調節できる。呼吸という機能に自律神経はあるでしょうか?内臓求心性線維と呼吸を司る延髄の働きがあるからです。【血圧、心拍、体温、呼吸・・・脳と自律神経が調整する体内リズム】朝陽によって体内リズムが補正されるメカニズムについて考えてみましょう。体内リズムを24時間に補正しているのは脳である。目から入った光の情報は、脳の視床下部の視交叉上核に行くと補正が行われる。視交叉上核で作られた24時間のリズムは神経やホルモンを介して全身に届けられ様々な生理機能にも反映されます。その結果血圧や心拍、体温には日中は高く夜間は低い。視交叉上核⇒視床下部の室傍核⇒交感神経の節前線維がでている脊髄に至る経路。交感神経は日中は高く夜間に低くなる。心筋梗塞は明け方から午前にかけて急激に上がることと関係がある。喘息は夜間から明け方にかけて起こりやすいのは副腎ホルモンと関連性があります。【ホルモンの分泌リズムを調整する自律神経】ホルモンの分泌リズムにも自律神経はかかわってきます。アドレナリンは日中は高く夜間は低くなる。コルチゾールも朝の早い時間帯に分泌は増える。コルチゾールはストレス時に分泌されるときは脳のホルモンによって調節されている。ストレスと関係ない周期的に分泌される糖質コルチコイドに関しては視交叉上核から交感神経を経由する系がかかわっていることが指摘されている。こるちぞーるは抗炎症作用や抗アレルギーの働きがあり花粉症やアレルギー性鼻炎が早朝にひどくなるのは視交叉上核と交感神経を介して分泌される糖質コルチコイドが免疫系を抑制すると考えられている。コルチゾールの分泌が朝増えるのは朝血糖値が低いので補うべきコルチゾールが増えるのでしょう。交感神経によって調節されるホルモンはメラトニンである。(睡眠ホルモン)これは夜に分泌されいくらか眠くなる作用があるからです。メラトニンは脳内の松果体で作られ交感神経系につながっているのでメラトニンも交感神経によって調節されている。メラトニンの生成を遮るのは光である。メラトニンのブウピつが下がる朝自然と目を覚ます。年を取ると朝が早いのはメラトニンの分泌の時間帯が前にシフトするからです。同時に睡眠も浅くなりがちなのはメラトニンの量が減るためです。認知症の患者さんが昼夜の区別がつかないのはメラトニンの分泌リズムに変化が生じるためだと考えられている。
2026年04月21日 03:25

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