ネット予約

広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

ホームブログページ ≫ がんはどうして生じる? ≫

がんはどうして生じる?

【遺伝子変異で何がおこるのか?】がんは癌遺伝子や癌抑制遺伝子に異変が起こることで発生する。遺伝子のDNAは塩基3個ごとに1個のアミノ酸を指定していて3個の塩基の並び方(コドン)が20種類のアミノ酸のうちどれかと対応しています。翻訳の際にはこの指定に従って選ばれたアミノ酸が順番にしたがっていき蛋白質が作られます。遺伝子の変異とは①一塩基置換した変異(点変異)②一塩基欠失してズレる。③染色体欠失した状態。これらが遺伝子突然変異の例です。点変異した例はがん遺伝子(KRAS遺伝子)の変異が癌を引き起こすのがせいじょうな場合はGGT⇒GAT(アスパラギン酸)GGT⇒GTT(バリン)アミノ酸の変化が起こる。KRASタンパク質の機能が変化し細胞増殖のシグナルを送り続けて⇒癌発生。【一つの遺伝子変異でがんにならない】しかし変異した異常なKRAS遺伝子だけでは癌は発生しにくくP53の抑制遺伝子が変異すると癌が発生する。現在では「遺伝子変異が次第に積み重ねられた結果癌が発生する」という考え方が広く受け入れられている。この説は癌の発生率または罹患率が年齢とともに上がることとも符合しています。もし一つの遺伝子変異でがんが起こり遺伝子変異のおこる確率が年齢で変化しないならどの年齢でも癌の発生率または罹患率は同じはずだからである。一つの例として大腸がんがあります。正常粘膜⇒APC⇒隆起腺腫(低異形)⇒KRAS⇒隆起腺腫(高異形)⇒P53⇒腺腫内癌(腺癌)⇒隆起型早期がん⇒SMAD4、PTEN⇒進行がん、転移癌。しかし例外として網膜芽細胞腫はRb1遺伝子の変異で起こる。さらに肺癌は2番染色体上の近い位置に存在するEML4遺伝子とALK遺伝子とがくっ付くことによっておこる遺伝子でEML4-ALK融合遺伝子と呼ばれ非小細胞がんの4~5%みられる。他は慢性骨髄性白血病でBCR-ABL癒合遺伝子によっておこる。(フィラデルフィア染色)9番と22番がつながることによっておこる。【遺伝子の使われ方】がん遺伝子が異常に増殖することを「がん遺伝子の活性化」一方がん抑制遺伝子が働かなることを「がん抑制遺伝子の不活化」という。しかし細胞はいでんしの塩基配列が同じでも遺伝子の使われ方を変えることにより遺伝子を活性化したり不活化したりしています。それが「エピゲノム」である。ある遺伝子からタンパク質をつくるかどうかを決める機構の全体を指す言葉である。体を作っている37兆個の細胞はみな同じ遺伝子2万個を持っているがそれらのうちどれを使うかエピゲノムによって制御されています。その結果同じ遺伝子セットを持つ細胞から組織や臓器の機能にあった様々な形と性質の細胞が出来てくるのです。エピゲノムの一つがDNAのメチル化である。①DNAの4種類の塩基のうちシトシン(c)の決まった炭素にメチル基が結合します。遺伝子の塩基配列の手前にはプロモーター領域といった配列があります。このプロモーター領域のDNA高メチル化は遺伝子をオフにする働きをする。もしがん抑制遺伝子のプロモーターが何らかのきっかけで高メチル化されるとこの遺伝子は働かなくなりがんにつながる可能性があるということです。②エピゲノムのもう一つがマイクロRNAと呼ばれる20塩基ほどの小さなRNA分子があり自分の配列と相補的な配列を持つmRNAに結合して翻訳されにくくします。これによってmRNAの転写元の遺伝子から蛋白質は作られなくなります。何らかのきっかけで特定のマイクロRNAがたくさん作られるとそれに対応する遺伝子が働かなくなります。【ミスマッチ修復機構】ミスマッチとはCとAのように相補的でない2個の塩基がDNA二重鎖の中で向かい合っている状態。ミスマッチ修復機構は数個の蛋白質からなりミスマッチを含むDNA領域を一端除去してその部分を新たに複製します。複製中の校正機構と複製後のミスマッチ修復機能によりDNAの複製時の間違いはほとんど取り除かれ10塩基に一つしか変異が起こらないのです。実際ミスマッチ修復遺伝子の一つが変異を起こして働くなる大腸がんが知られている。【発がんのメカニズム】(正常細胞)⇒遺伝的要因(がん遺伝子の活性化またはがん抑制遺伝子の不活化)⇒(やや異常な細胞)⇒環境要因⇒(癌細胞)⇒遺伝子の変異⇒がん【環境的要因】①化学物質がDNAを修飾(化学物質がDNAの中の塩基に付加すること)することにより突然変異を引き起こすことも明らかになっている。②カビ毒アフラトキシンが肝細胞がん。アリストロキ酸が尿路上皮がん、アスベストが中皮腫。③放射線はDNAの二重鎖を両方とも切断することと細胞内の水分子を放射線が分解することで活性酸素が生じこれが塩基を酸化して構造を変えてしまうことにより起こるのです。④ウイルスはパピローマウイルス、B型肝炎ウイルス、EBウイルス、HTLV-1が人の癌のDNAの中に入っていることはわかっています。これらはがん遺伝子の活性化またはがん抑制遺伝子の不活化をひきおこし癌化するのです。ピロリ菌は慢性胃炎になりその炎症がエピゲノムになどに影響するのでしょう。炎症が続くと細胞分裂が続くので突然変異が起こる確率が高くなります。④飲酒との関係。酒はエタノール⇒アルコール脱水素酵素⇒アセトアルデヒド⇒ALDH⇒酢酸。ところが同じ日本人の中でもALDHの働きが強い人弱い人がいて弱い人はアセトアルデヒドが体の中にたまります。アセトアルデヒドは発がん物質で食道がんにかかりやすいのです。

 
2026年04月27日 08:54

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

〒737-0142
広島県呉市広駅前1-8-11

TEL:0823-72-3041

受付時間:月~土
AM/9:00~12:30
PM/14:00~19:00
土曜午後の診察は17:00まで
休診日:木曜午後、日曜、祝日

モバイルサイト

小早川歯科口腔外科クリニックスマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら