ネット予約

広島県呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニック

呉市広駅前 小早川歯科口腔外科クリニックでは、歯科口腔外科・小児歯科・審美歯科・インプラント・レーザー治療など幅広く対応します。

ホームブログページ ≫ 再発と転移 ≫

再発と転移

【転移や再発の原因「がん肝細胞」】再発の原因は残ってしまったがん細胞ですが最近これが普通のがん細胞と異なる「がん幹細胞」である可能性が高いことがわかり転移も同じように考えられるようになった。幹細胞とは自らと同じ細胞を増やす能力(自己複製能)と様々な細胞に分化する能力(多分化能)を持つ細胞である。胚性幹細胞(ES細胞)は受精卵が数回分裂した細胞でまだ未分化していないためどんな細胞にもなれる。(マクロファージ、ニューロン、脂肪細胞、平滑筋細胞、アストロサイト、オリゴデンドサイトetc)。胚性幹細胞のようにどんな細胞になれるわけではないが特定の組織の細胞に分化して無限に増えることが出来る組織幹細胞がある。造血幹細胞や神経幹細胞がそれである。「がん幹細胞」とは?がん細胞の中には性質の異なるがん細胞が幾種類も存在します。「がんの不均一性」と呼ぶ。様々な性質のがん細胞があるのでがん細胞の特定の性質をターゲットに治療するとその性質を備えていないがん細胞が残ってしまい再発する。不均一ながん細胞の中に「がん幹細胞」は含まれています。言いかえれば「がん細胞を無限に作り出せる細胞」ともいえるのでどのような治療をしても「がん幹細胞」が残っていたら通常のがん治療が効きにくいのです。「がん幹細胞」は分化することもなく増殖することもなく細胞分裂静止期状態だから増殖することを抑える薬物療法は効きにくいのです。さらに「がん幹細胞」は薬物を排出する能力を獲得したり細胞死を阻害する分子を発現させたりDNAに傷が出来ても死なないような性質を持っている。【白血病でのがん幹細胞】「がん細胞集団の中にはごくわずかであるが継続的増殖能力と全身への転移能力を持ち抗がん剤などの細胞傷害性治療にに対して抵抗性を示し治療しても腫瘍を再形成する幹細胞のようながん細胞が存在する」。1997年に「白血病はガン幹細胞が存在する」と報告されました。その後乳癌や大腸がん、脳腫瘍からも見つかりました。白血病を発症した細胞ではCD34という細胞膜を貫通するタンパクが発現いていることがわかりました。2010年には白血病に特異的なタンパクとしてM-CSFRやTIM3が白血病の幹細胞の表面に多く存在することがわかりました。この結果からM-CSFR抗原を持つことが白血病幹細胞だということが結論づけられた。【がん幹細胞治療の進展】白血病細胞がどのような性質を持っているかというとEZH1とEZH2というタンパクを多く発現していることがわかりました。これらはどちらもゲノムDNAが巻き付いているヒストンというたんぱく質をメチル化する酵素として遺伝子の発現を抑えます。これらは両方とも欠損させると白血病は治りました。ということはEZH1とEZH2の両酵素を阻害すれば白血病は治せるということです。これらの薬は未分化のがん幹細胞を分化させがん幹細胞を消滅させる働きがある。他には大腸がんに対する薬が見つかっています。大腸がん患者の90%はWntと呼ばれる遺伝子に変異がみられWntシグナルの伝達経路が常に活性化した状態にあるのでがん幹細胞が発生することがわかってきました。この経路を遮断する薬剤があれば治療が可能です。活性化を遮断するには「TNIKというたんぱく質リン酸化酵素」を遮断する薬が「NCB-0846」です。【がん幹細胞の誕生】白血球のがん幹細胞は4種類ありがんは遺伝子の変異がいくつも積み重なって発症されるとされますが稀に一つ遺伝子によっておこることがある。例えば慢性骨髄性白血病は人9番染色体と22番染色体の間で組み換えが起こってBCR遺伝子とABL遺伝子の融合遺伝子が一つできた結果タンパク質リン酸化酵素であるABLが異常に活性化され血液細胞の増殖が亢進して発症する。もともと幹細胞である造血幹細胞にBCR-ABL遺伝子が生じて癌化します。ただし増えた幹細胞から各種血液細胞が作られるので思い症状が急に出ることはないです。慢性骨髄性白血病のように正常な幹細胞が異様な増殖能を獲得することによって誕生する場合もあれば急性骨髄性白血病のように血液前駆細胞が自己複製能を獲得することによって誕生することがあります。がん幹細胞は白血病であれば骨端部など奥まったところに隠れています。大腸がんのがん幹細胞にはCD4抗原やLGR5が発現することが重要です。【転移する能力を獲得するとき】原発巣⇒腫瘍細胞からの離脱⇒細胞運動浸潤⇒血管壁への侵入、離脱⇒血管・リンパ管内を移動⇒接着⇒細胞運動浸潤⇒新しい環境(低酸素、低栄養、足場の違い)への環境⇒転移巣。がん細胞が移動、転移しやすくなる原因としてSrcというチロキシナーゼの活性化があります。【転移しやすい場所】①脾臓,腸などの門脈大循環系⇒肝臓⇒肺。動脈循環系⇒乳、筋肉、皮膚、脳、腎臓⇒静脈循環系⇒心臓⇒肺【がん細胞はどうやってうごくか?】多くのがんはもともと上皮系細胞に由来します。皮膚や消化管、気道、血管は上皮系細胞である。正常な上皮細胞は胎児期に一時的に間葉系細胞に変化します。これが「上皮間葉移行(EMT)」。がんが転移する一歩として上皮間葉移行が起こっているのではないかと言われている。これにかかわる分子がTGF-βでありEMTが観察される。この事実からTGF-βを阻害すれば転移が抑えられるのではないかと研究が進められている。転移先の腫瘍を観察すると間葉系細胞の性質が失われ上皮系のつよ細胞間接着に戻る間葉系上皮系移行(MET)を起こしている。がん治療をする場合にTGF-βは転移を促進しますががん発生の段階では逆にがんを抑制している。
 
2026年05月14日 13:06

呉市広駅前|歯医者

小早川歯科口腔外科クリニック

〒737-0142
広島県呉市広駅前1-8-11

TEL:0823-72-3041

受付時間:月~土
AM/9:00~12:30
PM/14:00~19:00
土曜午後の診察は17:00まで
休診日:木曜午後、日曜、祝日

モバイルサイト

小早川歯科口腔外科クリニックスマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら