歯と軟組織(頬粘膜、顎関節、舌、歯根膜、親知らず粘膜)を悪くする要因
歯が悪くなる要因はポケット内の悪玉菌と歯にかかる過剰な力に限る。歯にかかる過剰な力とは習慣的に噛むわけなので歯も硬いといえども欠けたり歯と歯の間に気づきにくい傷やクラックが起こりやすくなる。さらに歯と歯槽骨の間に「歯根膜」があり歯の内部の神経と異なり骨からの栄養とかクッションの役割を果たす線維があります。ここに過剰な力が加わるとスプリングとか車で言うところのサスペンションが破損しやすくなります。そこに虫歯菌や歯周病菌が侵入することにより歯の欠損と歯槽骨の吸収により周囲の組織が破壊されます。そうなると原因は細菌感染と力を均等にしなければいけません。いわゆるプラークコントロールと力のコントロール(咬合不全治療)が必要になってきます。しかし最初にやることは欠損を補填したり痛みをなくしたりする処置です。症状をなくす処置です。いわゆる対処療法です。これだと処置する人によったり、処置される人によって違ってきます。特に神経とった歯は元どうりにはなりません。元の歯と作った歯は全く違います。それは詰め物が金属、レジン、ハイブリット、セラミック、ジルコニアといろいろ種類がありそれぞれ値段、硬さなど違うからです。たくさん処置してしまうほど天然の歯と違って咬みあわせが不利になることがあります。それにより詰め物(特にCADCAM)が割れたり脱離したり、あるいは神経を取った歯そのものがクラックが入って腫れて痛みが出ることもあります。これが長い期間が過ぎて悪くなるから処置が多ければ多いほど咬みあわせ全体に大きな影響を与えます。症状は一時的に緩和するが病状は変わってなく次第に悪化する。それにより咬合不全が起き外傷性咬合になり咬合性外傷から歯根膜炎⇒歯周炎、顎関節症、歯の慢性的な違和感、歯周病、歯折、マイクロクラック(ひび)入れ歯による褥瘡、詰め物の脱離、舌の痛み、口内炎、頬粘膜の損傷があります。咬合不全は他の不全と違って早くから起こります。それは思春期から成人にかけて親知らずが徐々に萌出するから上顎の歯列と下顎の歯列がそれに伴って微妙にずれてくるからです。人によっては二態咬合になります。それに伴って片咀嚼になりますが咬合のズレにおいては視力とか聴力と違って大脳新皮質は感知しません。歯髄の傷害と歯根膜など軟組織の傷害です。従って咬合のズレを治してから理想咬合に近づけないといけません。つまり障害が起こらないように咬合のコントロールが必要になります。車で言うとブレーキとハンドルを装備すればいいことです。両側性平衡咬合(一部グループファンクション)になるようなインナープレートを装備すればいいということになります(stabilizer)。マウスピースも一時的には緩和するかもしれませんが病状は治りません。それどころか次第に悪化の道をたどります。(というかほとんどの人は可撤式は外します)
2026年06月07日 14:06
