鼻口蓋管嚢胞、切歯管嚢胞(非歯原性嚢胞)
鼻口蓋管嚢胞は胎生期に口蓋突起が融合した後も鼻腔と口腔とを連絡しているがこれは生後間もなく鼻粘膜および口腔粘膜によって閉鎖され管上皮も消失するがそれが残りそれが嚢胞を形成する。鼻口蓋管は切歯管の開口部である切歯孔で終わっている。従って嚢胞が切歯管の内部にあってこれを圧迫して発育したものを切歯管嚢胞という。組織的には嚢胞の内面は鼻腔に近い嚢胞の上皮は円柱上皮で口蓋に近いものは重層扁平上皮であることが多い。外層の結合組織中に粘液腺がみられることがある。嚢胞の内容液は淡褐色。臨床的には切歯管嚢胞が大きくなると前歯に接近した口蓋の部分や上顎前歯部の歯槽突起の唇側面に膨隆が現れるようになる。口蓋乳頭嚢胞歯切歯乳頭部を中心に半球状の膨隆が現れる。X線では切歯管嚢胞では両側中切歯の歯根の間に卵円形の境界明瞭な透過像がみられる。CTでは大きさがはっきりとわかる。【治療】口蓋部から歯頚部に沿ってインチ入れ口蓋粘膜を剥離する。骨の孔が見えるのでガーゼを挿入して嚢胞壁をはがす。腔を生食にて洗浄する。縫合する。
2026年06月11日 10:34
