分子生物学②ケモカイン、遊走物質
細胞がどのようなメカニズムで炎症局所に集まってくるのか?血流にのって流れている好中球がわざわざ血管からはいでて局所に遊走してくるにはそれなりの指令と原動力が必要です。その指令と原動力になっているのがサイトカイン、ケモカイン、接着分子です。【細胞はケモカインの濃い方へ進む】ケモカインとはサイトカインの中でも白血球を呼びよせる効果を持つものを言います。ケモカインが細胞を引き寄せるメカニズムはまだ解明されていない点も多いのですが細胞はケモカインの濃度勾配に従って濃い方に進もうとします。【ケモカインレセプター】ケモカインもサイトカインと同じ様にそのケモカインに対するレセプター(受容体)を持つ細胞にしか作用しません。サイトカインとサイトカインレセプターは1対1ではなく1つのケモカインが複数のケモカインレセプターと結合する。好中球の代表的なケモカインはCXCL8(IL8)産生細胞はマクロファージ、繊維芽細胞、血管内皮、マスト細胞⇒好中球。CCL5産生細胞TH2、マクロファージ、繊維芽細胞、血管内皮、血小板、好酸球⇒好酸球。CCL11産生細胞マクロファージ、TH2、上皮細胞、血管内皮細胞⇒好酸球。C5a補体⇒好酸球、好中球。PAF(脂質メディエーター)産生細胞Mast、マクロファージ⇒好酸球、好中球PGD2(脂質MET)産生細胞Mast、マクロファージ⇒好酸球、TH2
2026年06月20日 12:15
