分子生物学⑧T細胞分化におけるSTATの役割
STAT・・・シグナル伝達と転写因子の2つの働きを持つ蛋白。細胞の分化・増殖を制御する。【経路1サイトカイン⇒STAT】転写因子STATの活性化⇒TyrK会合型受容体⇒JAK(Tyrk)の活性化⇒STATの活性化。STATは「シグナル伝達」と「転写の活性化(転写因子)」の2つの働きを持つ蛋白である。一般的には受容体からのシグナルはキナーゼやアダプター蛋白によって次次に蛋白が活性化(リン酸化)され最終的には転写因子によって転写が制御されますがSTATを介するシグナル伝達ではこの過程がSTAT単独で可能となるので他の経路より仕事が速くなります。STATは1~6までありそれぞれの活性化が細胞の分化・増殖を制御します。TH1への分化に重要な転写因子はSTAT4とTBet(IFN-γ、IL12)TH2への分化はSTAT6とGATA3(IL4、PGE2)TH17の分化にはSTAT3とRORγt(TGF-β、IL6、IL23)、Treg細胞にはSTAT5Foxp3(TGFβ)
2026年06月30日 17:14
