2ー②痛みはどのように生じ脊髄に伝えられるでしょう。機械的な圧受容器
機械的な触刺激は温かさと冷たさを感じる温度刺激と異なり感覚要素と運動要素があり皮膚で得られた情報を統合して何かが触れたことを知覚するのではなく触れたものを認識し手足に運動の指令を出すことにつながっています。【皮膚の下にある4つの触受容器】表皮と真皮の間にメッケル盤とマイスネル小体、真皮の深いところにルフィニ終末とパチニ小体がある。後根神経節から出た感覚神経はこれらの触受容器から触刺激の情報を経て脊髄後角に伝えます。一方温度受容器や機械的な侵害刺激による痛みを伝える感覚神経は触受容器と繋がってないので自由神経終末と呼ばれている。マイスネル小体は物を速くつかんだり非常に早い細かい動きに対応できます。パチニ小帯は手のひら全体に広い受容器を持っているので振動の変化を追うことが出来ます。遅順応性のメッケル盤は指先や唇に多く存在します。髭の付け根に集中しています。物にさわっている間、刺激の位置と速さに非常に高感度で反応する。ルフィ二終末は手のひらや手首の関節の皮膚の襞にあつまっています。皮膚の動きには鈍感で物を握ったり話したりするときに指の位置や手の形を感知します。【脳では様々な機械的受容が統合される】全身に分布している触刺激の単位からの4種類の触受容器から伝達されるばらばらな感覚情報を脳が統合して運動ニューロンに指令を出す運動野に情報を出しています。【ネズミの髭から見つかった触受容タンパク】ネズミの髭は感覚受容器の一部である。毛の根元に集中しているメッケル盤がその役割をしています。カプサイシン受容体が熱の侵害受容器TRPV1であり機械刺激で活性化されるイオンチャンネルがピエゾ1、ピエゾ2である。ピエゾ2のタンパクは体性感覚や痛みに関係する後根神経節に発現し実際速順応性の触受容体タンパクと言えます。しかし機械的な侵害刺激の役割はありません。
2026年07月28日 13:29
